指導者紹介Instructor

代表

すずき  ゆうや鈴木 裕也

1982年生まれ
知多郡東浦町(東浦中)出身。
高校卒業後、日本福祉大学に入学するも、アメリカに渡り「ショー・コスギ塾Hollywood校」で3年間、空手、Gymnastics、テコンドー、歌、ダンスを学ぶ。
帰国後、人間の身体の動きに興味を持ち、スポーツジムトレーナー、接骨院勤務を経て、柔道整復師の資格を取得。整形外科勤務の際、リハビリ・理学療法についての見地を広める。筋肉の動きに着目した、痛くない、無理のない施術を行う。

ゆふ接骨院 院長
http://you-sekkotsuin.com/

ゆふ妻こっちゃん

すずき  ちかこ鈴木 真子

1983年生まれ
愛知県大府市出身。
4人きょうだいの長女として生まれる。
中部国際空港(セントレア)の旅行会社に勤務した後、夫である代表の接骨院開業をサポート。
ところが、環境の変化と妊活の失敗などが重なり、心身の不調に。治す方法を模索する中で、一般社団法人体力メンテナンス協会のバランスボールを使ったエクササイズを知り、すぐにインストラクター資格を取得。その後、インストラクターを養成する「指導士養成講師」に。
現在は1児(女の子)の母。YOUROCKを拠点とした講座のほか、東浦町内外の会場での出張指導も行う。

一般社団法人体力メンテナンス協会認定
 バランスボールインストラクター
 体力指導士・産後指導士・骨盤補正師
 指導士養成講師
 愛知南支部幹事

一般社団法人日本快眠協会認定
 おねむり認定講師・快眠体操指導士

代表インタビュー

Q.一般的な接骨院やスポーツジムとは違うスタイルが生まれたきっかけは?

 そもそものきっかけは、アメリカから帰国した後、某大手スポーツジムに就職したことです。そのジムは近くの病院と提携していて、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎狭窄症、変形性膝関節症などの疾患を持った方が、整形外科の先生の勧めで入会していました。
 私はその当時、フィットネス担当として、トレーニングマシンの使い方や説明、トレーニング方法のご案内などをしていました。店舗マニュアルに沿って説明することが主でした。
 ある日、腰椎椎間板ヘルニアの利用者さんが「運動したい」と来店されました。
 当時の私は、ヘルニアという言葉は知っていましたが、実際どのようなことが起きて、どんな症状が出て、どういう動きが禁忌か、またどこをトレーニングすればいいのかといったことを知りませんでした。ただ、レッグプレスやバックエクステンションなどは、マニュアルに「やってはいけない」とありました。だけど、店舗の誰に聞いても、なぜその動作をやってはいけないのかを説明できなかったんです。そのため当たり障りのないよう、マニュアルに基づいてその方用のメニューを作るのが精一杯でした。その方はその後、ジムの1階にあるプールへウォーキングに来られることはあっても、2階のフィットネスを利用されることはありませんでした。
 この経験が頭に残り、「疾患のある方にはどうやってアプローチしたらよいのか?」と考えるようになったんです。まずは身体の仕組み、最低限の解剖学の知識と、それをふまえての整形外科疾患への知識が必要だと痛感。それらを身につけ、治せる人になり、人からありがとうと言われるようになりたいと思い、柔道整復師の道へと進みました。学べば学ぶほど、やればやるほどに奥深く、いい状態にすることの難しさと、それに伴う面白さに気づき、新しいことに挑戦する毎日です。

Q.全身を診る必要性を詳しく教えてください。

 施術をする中で気づいたのは、年齢や性別、筋肉量、日常生活動作やスポーツ歴によって、同じ疾患でも人によって自然治癒力が違うこと。また、生活習慣による疾患は繰り返すこともあり、その原因の一つとして筋肉や筋膜があることでした。
 近年、テレビや健康雑誌で取り上げられるようになった筋膜は、「第二の骨格」とも言われ、普段の姿勢を形状記憶します。日ごろ足を組んで座ることが多い人は、どこでも座るたびに足を組むクセがついています。それにより、大腿後面(ももの後ろ側=ハムストリングス)や背中(脊柱起立筋)の筋膜が萎縮・癒着し、腰部や背部に痛みとして出ることがあります。
 このように、日常的に何気なくとる姿勢のクセが原因で痛みが出現し、中には慢性的になる方もいます。その場合、いくら痛みのある腰や背中の治療をしても、痛みを取り去ることが困難になります。腰部や背部痛の原因が、その箇所ではなく、実は大腿部後面(ハムストリングス)の筋膜の癒着や萎縮ということもあります。
 こうした理由から、痛みのある患部だけにとらわれず、しっかりと問診し、筋膜、筋肉、姿勢、日常生活動作や座り方などのクセを評価することを重視しています。

Q.なぜ筋力トレーニングの指導を始めようと思ったのですか?

 理由は私の祖母にあります。
 祖母は長年、変形性膝関節症による両膝の痛みで悩んでいました。私が施術家の道に進んだのも、祖母を治したい気持ちが大きな理由の一つでした。柔道整復師として治療ができるようになり、自分なら祖母の症状を何とかできると思っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
 高齢のため筋肉が落ちた祖母は、姿勢を支えることも体力的に難しく、転倒が多くなって車椅子での生活を余儀なくされました。「こうなる前に、あと2年早く筋力トレーニングを行えていれば、今の結果は違ったんじゃないか…」と強く思いました。それからまもなく祖母は亡くなり、家族としてだけでなく、施術家として、もっと自由に自分の足で歩かせてあげたかったと悔やみました。
 それ以来、私は、1人でも多くの人を、祖母のようになってしまう前に救うことを使命だと思っています。それには、未来の状態を予想し、施術と運動によってできるだけ早くから備えなければなりません。その方の5年後に向けて、私自身も一緒に成長していきたいという思いで臨んでいます。

Q.筋力トレーニングはなぜ必要?

 身体の痛みや不調の「もと」となる箇所は、ほとんどが筋肉です。骨折や脱臼は別ですし、まれに内臓疾患からくる腰部背部痛などはあります。そうした例外を除けば、多くの原因は筋肉や筋膜です。
 施術家にとっていちばんの願いは、症状が軽減されることです。施術にはリラックス効果もあります。痛みがあると、自律神経の交感神経が優位になり、脈が速く、呼吸が浅くなりますが、施術によって副交感神経が優位になると、呼吸が深くなり気持ちも落ち着きます。
 ところが、残念ながら施術の効果は長くは続きません。その理由としては、その人の日常生活のクセや筋力不足が考えられます。
 だから、姿勢や動作、呼吸、左右の筋肉のバランスから筋肉を評価し、必要な筋肉を全可動域で動かして強化し、症状が慢性化するのを防ぐことが大切だと考えています。
 筋力トレーニングには幸せホルモンを出したり、認知症を予防する効果もあります。脳の前頭葉を使うため、運動神経やバランスが悪い人も、改善する効果があります。
 時間はかかりますが、筋肉を鍛えれば、一生、自分のもの。筋肉は嘘をつきませんよ!

Q.なぜ(株)鍛錬のマシンを選んだのですか?

 知人の紹介で、このマシンに出会いました。
 「すごいマシンがあるから」と前評判を聞いて、半信半疑で見に行った覚えがあります。
 紹介されたのは、思った以上にシンプルなマシンでした。でも、従来のトレーニングマシンとは大きく違っていました。
 一般のトレーニングマシンは特定の筋肉にアプローチをします。鍛錬のマシンは、日常生活で必要な「立つ」「しゃがむ」「歩く」といった動作のトレーニングをします。
 また、肩・膝・腰の傷病別にアプローチできる点にも惚れ込みました。肩を鍛えるために使うマシンでは、肩関節を後ろ側へと反らす外旋動作を行うことができます。これは、私が肩の痛みに対する施術をする際にも行う動作と同じです。腰では脊柱の伸展可動域を増加させたり、膝では半月板を動かす動作もあります。施術家として徒手で行う動作を、運動によってできて、しかも、数倍も短期間で同じ結果へと導けることに、感動するとともに嫉妬しました。
 使い方も簡単で、高齢の方も結果を感じやすいのが特徴です。